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回帰チャンネルドローイングオブジェクト
回帰チャンネルとは、ユーザー指定価格(高値、安値、始値、終値、高値+安値/2)に基づく線形回帰トレンドラインの上下に 1 ペアのパラレルラインを表示する分析的ドローイングツールです。回帰チャンネルには、サポートを提供する底値ラインとレジスタンスを提供する最高値ラインの価格の動きが含まれます。一般的な解釈としては、価格が長期間チャンネルの外にある場合は、トレンドのリバーサルが迫っている可能性があります。
中央ラインからのチャンネルラインの距離は、以下のいずれかに基づきます。
- 中間ラインより上/下のユーザー定義の標準偏差数。
- 中央ラインの基準となるポイント間の最高値ポイントと最安値ポイント。
オブジェクトコンポーネント (オブジェクトを選択するとオブジェクト上に小さな四角形が現れます) のメニューを使用して、色、スタイル、線の太さ、オブジェクト固有の設定などを変更することもできます。
回帰チャンネルオブジェクトのドローイング
ドローイングオブジェクトはチャートに適用することができます。詳細については、「ドローイングオブジェクトについて」を参照してください。
- チャート分析ウインドウをアクティブにします。
- ドローイングツールバーから、[回帰チャンネル]
アイコンを選択します。ポインターが 3 本のパラレル回帰ラインオブジェクトの形状に変わります。
- 回帰チャンネルを開始したい場所をクリックします。
- マウスを上下左右に動かして回帰チャンネルの位置を決めて、再度クリックします。
- 任意設定: [ドローイング] > [スナップモード] をクリックして、ドローイングオブジェクトが交差する最初と最後の足の始値、高値、安値、または終値までドローイングオブジェクトを「スナップ」します。詳細については、「スナップモード」を参照してください。
回帰チャンネルオブジェクトの移動
描画されている回帰チャンネルは、チャート上で場所を移動させることができます。
- 回帰チャンネルオブジェクトが含まれるチャート分析ウインドウをアクティブにします。
- 回帰チャンネルオブジェクトを選択します(オブジェクトを選択するとオブジェクト上に小さな四角形が現れます)。
- 回帰チャンネルの形状を変更するには、中央ラインにある四角形の 1 つをドラッグします。形状を変えないでドローイングツール全体を上下左右に移動するには、チャンネルの任意の部分をドラッグします。
- 任意設定: [ドローイング] > [スナップモード] をクリックして、ドローイングオブジェクトが交差する最初と最後の足の始値、高値、安値、または終値までドローイングオブジェクトを「スナップ」します。
回帰チャンネルオブジェクト設定の設定
- 回帰チャンネルオブジェクトを選択して (オブジェクトを選択するとオブジェクト上に小さな四角形が現れます)、メニューから [回帰チャンネルを設定] を選択します。
- [設定] タブをクリックします。
- 回帰チャンネルは、線形回帰トレンドラインに基づく上限チャンネルラインと下限チャンネルラインで構成されます。[ライン] にチェックマークが付いている場合、ラインセグメントが表示されます。ラインを非表示にするにはチェックマークを外します。
- [線の色]、[線種]、および[線の太さ] のドロップダウンリストを使用して各セグメントの設定を変更します。
- [透過性] の [%] ボックスに値を入力し、各セグメントの透過性を変更します (0% は透過性なし、100% は透明を意味します)。
- [左に拡張] または [右に拡張] (または、その両方) を選択して、チャンネルラインをチャートのいずれかの方向に延長することができます。
- [色、スタイル、線の太さを指定] チェックボックスを選択すると、全ての線で共通設定を使用します。各ラインプロパティは使用できなくなります(グレイアウト)。
- これらのプロパティ設定を、今後回帰チャンネルのデフォルト設定として使用する場合は、[デフォルトとして設定] チェックボックスを選択します。
- [OK] をクリックします。
回帰チャンネルオブジェクトの計算設定の設定
例えば、始値の回帰チャンネルに基づく場合は、中央ラインはセグメントの開始足の始値およびセグメントの終了足の始値に沿って引かれます。バースペースを再配置または変更すると、中央ラインは同じ価格ポイントに固定されたままになります。
- 回帰チャンネルオブジェクトを選択して(オブジェクトを選択するとオブジェクト上に小さな四角形が現れます)、メニューから、[回帰チャンネルを設定] を選択します。
- [計算] タブをクリックします。
- [回帰ライン] で、中央線形回帰ラインの基準となる価格タイプまたは計算式を選択します。
- [チャンネルライン] で、チャンネルラインの計算に、中央より上/下のユーザー指定の標準偏差数、または中央線形回帰ラインの配置に使用したマーカーが決定したセグメント高値/安値のいずれを使用して決定するかを選択します。
- この設定を今後回帰チャンネルのデフォルトとして使用する場合は、[デフォルトとして設定] チェックボックスを選択します。
- [OK] をクリックします。
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