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ドローイングオブジェクトでのアラートの使用

トレンドライン水平ライン、および 垂直ラインドローイングオブジェクトの Alert プロパティは、AlertConfiguration クラスおよび関連クラス (ドローイングオブジェクトのアラートを設定したり、TradeStation プラットフォームのグローバル通知設定を使用しない場合にアラートのカスタム通知設定を作成できるようにするクラス) のプロパティを参照します。

以下のコードでは、TradeStation プラットフォームのグローバル通知設定を使用して、トレンドラインドローイングオブジェクトである myTL のアラートを有効化します。

myTL.Alert.Enable = True;

myTL.Alert.GlobalNotification = True;

デフォルトでは、アラート基準が真である場合にアラートが継続的に発行されます。足ごとに 1 回アラートを発行するには、以下を使用します。

myTL.Alert.Frequeny = AlertFrequency.OncePerBar;

トレンドラインおよび水平ラインドローイングオブジェクトの Alert プロパティは、アラートの価格ブレイクアウトタイプを設定する PriceCondition プロパティも参照します。垂直ラインは同様のプロパティを参照して時間ブレイクアウトアラートを設定します。以下では、myTL の価格状態を変更します。

myTL.Alert.PriceCondition = PriceCondition.breakoutintra_interbar;

また、この特定のアラートインスタンスの通知基準を独自に設定し、それらのオプションだけを有効化することもできます。以下では、合成音でアラートを知らせ、TradeStation アラートアイコンがウインドウ画面の右下で点滅します。カスタムアラート通知基準を送信できるように、グローバル通知を無効化する必要もあります。

myTL.Alert.Notification.AudibleEnable = True;

myTL.Alert.Notification.AudibleConfiguration.Options = AudibleOptions.Voice;

myTL.Alert.Notification.VisualEnable = True;

myTL.Alert.Notification.VisualConfiguration.Options = VisualOptions.flashicon;

myTL.Alert.GlobalNotification = False;

次のサンプルコードでは、イベンドハンドラーメソッドを Alert プロパティの Fired イベントに関連付けます。アラート条件が満たされると、アラートイベントが発行されてメソッドが呼び出されます。その後、独自のコードを使用して、アラートの処理方法を決定できます。何もしなければ、アラート通知を送信せずにメソッドが終了します。ただし、args.Trigger フラグを真に設定すると、メソッド終了後に通知を送信できます。

myTL.Alert.Fired += GotAlert;

method void GotAlert(elsystem.object sender, elsystem.drawingobjects.AlertEventArgs args )

begin { 発行されるアラートを処理するための独自コードをこの位置に記述 }

args.Trigger = True; // 独自のアラート通知設定で引き続き処理を記述

end;