TradeStation ヘルプ
レーダースクリーンインディケーターの過去データ計算は、必要最小限のバーを読み込むことによって、実行されます。移動平均指数などの累積または平滑タイプのインディケーターは、過去のインディケーターの値に基づいて値を構築します。データバーを新たに追加しない限り、レーダースクリーンにおけるインディケーターの値は、チャート分析での値と若干の差異があります。
レーダースクリーンおよびチャート分析のいずれにおいても、インディケーターの値が同じになるように、追加のデータバーを読み込むことができます。この場合は、[累積計算のための追加データをロード] オプションを [インディケーターの設定] > [一般] タブから有効にします。レーダースクリーンが「前倒し」計算ができるように、読み込む追加のバーの数を指定することができます。これで、インディケーターの値がチャート分析の値と一致します。過去データバーの参照については、「スタディが参照するバーの最大数」を参照してください。
このオプションは、累積計算を使用するグリッドベースの分析テクニックのみに使われます。チャートベースの分析テクニックや累積計算を使わない分析テクニックの場合は、このオプションを有効にしても影響を受けません。変数値を累積しないインディケーターの追加データを読み込んでも、何のメリットもありません。逆に、コンピューターのメモリやプロセッサーなどの間接費の負担が増すことになります。デフォルトでは、[累積計算のため追加データをロード] オプションは、新しい分析テクニックに対しては無効に設定されています。累積計算が必要な TradeStation 付属の分析テクニックに対しては、事前に設定されています。
必要な追加バーの数は、価格、ボラティリティ、および入力値という 3 つの変数の係数です。以下は、インディケーターの計算の一覧です。この計算では、インディケーター値をチャート分析のインディケーター値に一致させるため、概算の平滑化バーの数を決定するのに必要な平滑化係数と入力係数が必要です。入力値に以下の平滑化係数を乗算し、[ロードする追加バー] ボックスに入力する適切な値を決定します。正しい設定になっているか確認するため、この値で実験してみてください。
レーダースクリーンウインドウから、メニューバーの [設定] > [分析テクニック] の順にアクセスします。機能にアクセスする前に、ウインドウにインディケーターを挿入してください。
インディケーターの計算 | 入力 | 平滑化係数 |
---|---|---|
ADX | 長さ | 12 |
ADX クラシック | 長さ | 6.5 |
ADXR | 長さ | 12 |
ATR(アベレージトゥルーレンジ) | 長さ | 4 |
Com 選択インデックス | 長さ | 8.5 |
DMI | 長さ | 12 |
スロー MACD | 長さ | 6 |
McClellan Oscillator Slow(スローマクレランオシレーター) | 長さ | 2 |
マス指数 | 該当なし | 130 |
移動平均指数 | 長さ | 4.5 |
RSI | 長さ | 9.5 |
ファーストストキャスティクス | 長さ | 2.5 |
スローストキャスティクス | 長さ | 3.5 |
TRIX | 長さ | 10.5 |
ボラティリティ | 長さ | 7.5 |