分析テクニックとストラテジー
TradeStation 口座に、別の口座から移管した、あるいは注文バーを通して開いたポジションがあり、EasyLanguage を活用して決済するとします。しかし、EasyLanguage の決済ストラテジーは、エントリーを「認識」できる場合にしかポジションを決済できません。そこで、既存のポジションを事後に「認識」できるよう、_Historical Entry の「一任」ストラテジーを採ります。
このストラテジーは、日中/日次チャートに追加した場合、有効な MyEntryPrice で、(入力に応じてロングまたはショートの) マーケットの、(指定した日時のバーの直後にある) エントリーの該当するバーに入れるようになっています。
どのバーを指定しても (ストラテジーの適用時点でチャートの末尾にあるバーでも) 構いません。注意: このストラテジーで、先物の口座にポジションを入れることはできません。「一任」ストラテジーはほかにもいくつかあり、先物の単一価格ベース、あるいは時間ベースのエントリーに利用できます。
名前 | タイプ | デフォルト | 説明 |
MyEntryPrice | 数値 | 100 | 既存の未決済ポジションの実エントリー価格。 |
Quantity | Numeric | 1000 | ポジションに入れる株式の数。 |
LongOrShort | Numeric | 1 | エントリーの種類。1: ロング、2: ショート。 |
PrevBarDate_YYMMDD | Numeric | 020102 | エントリーする直前のバーの日付。YYMMDD 形式。 |
PrevBarTime_HHMM | Numeric | 1300 | エントリーする直前のバーの時刻。24 時間 HHMM 形式。日中足のチャートにのみ適用。 |
OpenPriceEntryBar | Numeric | 0 | 該当するエントリーバーの開始価格。 |
このストラテジーは、ユーザーの指定にもとづき、ロングまたはショートの過去エントリーを 1 つ作成します。エントリー価格 (MyEntryPrice)、日付 (PrevBarDate_YYMMDD)、時刻 (PrevBarTime_HHMM) を指定する際には、エントリーが作成されるのが、指定した日時の直後にあるバーに、この価格が現れた場合に限ることに注意してください。値動きが軽い株式の場合、バー間に窓が生じ、指定されたエントリー日時のバーがないために、過去エントリーが作成されないことがあります。さらに、エントリー価格は、エントリーバーの高値~安値の範囲内でなければなりません。
このストラテジーで、先物の口座にポジションを入れることはできません。「一任」ストラテジーはほかにもいくつかあり、先物の単一価格ベース、あるいは時間ベースのエントリーに利用できます。
_Historical Entry ストラテジーでは、実際に存在していたブローカー口座のポジションを、チャート上に再現できます。EasyLanguage のストラテジーをいくつか使って、ポジションを決済できます。ストラテジーは、エントリーの基準 (株式数、価格、ロング/ショートの別、日付、時刻) を指示することによって、該当するエントリーをチャート上に示すようになっています。
このストラテジーで、先物の口座にポジションを入れることはできません。
このストラテジーは、日中足または日足のチャートでのみ有効です。
注文名: Buy、Buy #2、Short、Short #2 のいずれか (システムが生成するデフォルト名)
関連ストラテジー: なし
関連する関数: なし